低所得者だけがお金を借りる訳ではない

お金に困るというと、低所得だからと考えがちですが、意外とそうでもないのです。

低所得だと無理はできない、借金などできないと堅実にしっかり節約をして生活している人の方が多い印象を受けます。 どちらかというと、ある程度の収入がある人の方がお金を使って金欠で困って・・・という感じになる危険性があると思います。

というのも、ある程度の収入があるため大きなローンが組めてしまいます。 だから、見栄を張って住宅ローン、車、生活費などかさんでしまうというわけです。

低収入ではない、さりとて高収入ともいえない、だけど、ちょっと無理をすれば買えてしまう、借金ができてしまうという中間の層です。

金銭のことで夫婦関係が悪化

実際、私の周りでローンで苦しい、夫婦仲がお金のことで悪化したという人がいらっしゃいます。

収入は平均よりも少し上というところ、堅実にやっていればまず金欠に陥ることはないと思われるのですが、奥様が高収入のお友達が多くてそちらの世界を基準にして考えるため、どうしてもありとあらゆるものに妥協ができず全て無理をして購入してしまったそうです。

家、車だけでなく、服や時計、旅行に使うカバンまで全てブランド、いい物でなければとどんどんクレジットカードの支払いがふくらんでいったとのことでした。 ボーナスで赤字補填できるという安心感もあったのでしょう。

ところが、ボーナスというのは会社の業績によって支給されるものですから、永遠とずっと同じ金額がもらえるものというわけではありません。 ボーナスカット、残業代カットなど事情が変わり、充てにしていたものが入らなくなり、お金に困るということが続き、夫婦喧嘩はお金のことばかりだったそうです。

離婚に向けて動いている最中だそうですが、お金というのは使い方を間違えるといくらあっても金欠になってしまうものです。 何も使うなとはいいませんが、お金は生きた使い方をしなくてはと思います。